思い出の中にいる時、思い出の中にいることを理解できない。

アジカンの曲を聴きまくっていたあのアツい夏のことをよく思い出す。

音楽は記憶を呼び起こす装置だ。

こんなにも愛しいのに、思い出の中にいる自分は思い出の中にいることにさえ気づかない。

そりゃそうだ。

まだ思い出ではなかったんだもんな。

 

だけれども、今の自分も未来の自分の思い出の中で生活をしていることになるんだ。

意識したからといってどうってことはなんだが、明晰夢のように気付けるなら気付きたいよ。

何が変わることはなくとも、味わいたい。噛み締めたい。

 

なんでもない日々の感覚を。

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