銀座エスコフィエという創業74年の老舗フレンチのお店が閉店するらしい。
各テーブルにバラが飾られてたとか上品で素敵。
街頭インタビューで答えてる人が「料理も美味しかったけどしつらえがすごく素敵なお店でした」と答えていて、「しつらえ」という言葉がスッと出てくるのってなんか素敵だと思った。
普段から大切にしていないと出てこない単語。
上品。
自然に高品質な物・人・出来事に興味を持ちつつも、高品質じゃない存在を見下すことなく、ただ自分の「好き」を追い求めるような人がええな。
自分の基準に自分以外のものを当てはめて見てしまいがちだけれど、本来、自分と自分以外の人は違うものだし、「好き」と思う対象や箇所について個別の感覚を誰もが持っていていいはず。
そんな中で、上品なものや高品質なものに興味を示し楽しむというのは素敵なこと。
最上のものと最低のものを知ってこそ、その「幅」が感性や感覚の厚みになると思うのでどちらも知りたい。
自分に置き換えて考えてみると、15円の冷蔵うどんと50円の冷凍うどんに大きな差を感じられるようになったのは、どちらも知っているからだ(小物感)。
心の中で「素敵なしつらえだな。」と背伸びせず感じられるようになりたいな。
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