流行ってる時には天の邪鬼が発動して見なかった作品。アマプラで続編がおすすめに表示されて見るなら最初からということで。
戦後の昭和、東京タワーが経ってる最中くらいの時代。田舎から就職のために状況した女の子が主人公ではあるけど、就職先の人たちや当時の暮らしを表現してる。
レトロ好きなので、いろいろたまらないのは当然のことながら見て感じたこと。ワチャワチャした時代で人も物も荒く、むしゃくしゃすることもあるだろうけど過ぎてしまえばその一つ一つを愛しく思える時代だったんだろうなということ。
喧嘩っ早い親父がいたり、暮らしも何もかもが十分じゃない中で、日々は大変でも未来は明るく照らされてる。テレビが家に来ただけで近隣の住民が集まって大騒ぎする。
そんな、人と人との距離感が基本的に近かった時代。現代人から見たら小さなことで大人も子どもも大騒ぎ。幸せの基準というのは、必ずしも裕福であればいいということではないのかもしれないと思わせられる。
街など、セットでは難しいだろうなと思う部分はCGなんだろうな。よく見るとCGっぽさはある気がするけど、結構馴染んでて当時の技術としてはすごい。
タイタニックのCGに驚いた時に似たインパクトはある。丁寧に作り込まれていると感じた。
家庭環境もいろいろで、それでも周辺の人たちは協力することはあれど変な差別をしたり下に見ることもない。当時は珍しいことではなかったんだろうな。
もちろん、映画なので脚色はあるかもしれないけれど、昭和の時代に思いをはせるには十分だと感じた。
コメント