「ソマリと森の神様」泣いた。

森を守ることを使命としている無機質なゴーレムが、奴隷のような格好で突如現れた少女と出会うことから始まる物語。

森を守るために生きる1000年の命が終わろうとしていた頃の出会い。ゴーレムは森を出て少女を両親のところに返してあげることにした。その時点で、感情がないはずのゴーレムの心は動いてたと思う。

ソマリが初対面のゴーレムに「お父さん」と言った理由は出てこなかった。シーズン2とか予定しているのか、あとは想像してくれということなのか。

ただ、魔女が残した伝記の話の中で人間に信頼されているゴーレムが出てきた。あの村が実在して、少女がそこからきたというなら話は分かる。ゴーレムは1000年生きるわけだから不思議じゃない。

確か、その伝記を書いた魔女は300歳とかそこらの年齢じゃなかったかな。

 

終始、不器用に淡々と話すゴーレムと、残り僅かな寿命、ゴーレムの葛藤と少女の無邪気さが心をえぐった。

ゴーレムの大きさと少女の小ささの対比も心をつかむ。

世界観も美しく、考えさせられる部分も多かった。

ゴーレムの存在と少女の存在は、そのまま親子関係と重ね合わせられる。

お父さんがいる人もお父さんがいない人も、自分を重ねて違う大切さを感じられる作品だと思った。

 

出会うモンスターが全体的に優しい感じはしたけど、その世界ではそういうものなんだろう。悪いやつもいた。

シーズン2もあるといいな。

オープニングテーマは森山直太朗さんの曲だった。

世界観に合ってた。

なんか、アナと雪の女王のような曲。

作中に出てくる曲もよかったな。なんか言い伝えの曲みたいなやつ。日本でいうところのカゴメカゴメ的なあれ。

大好きな存在同士が、いつまでも変わらずずっとお互いを大切に思い続け一緒にいられたらいいのにな。って思う。

これは本当によく思う。他人に対しても、知らない人に対しても。もちろん、自分に対しても。どうしようもない状態で一緒にいられなくなってしまうことだってある。だから、一緒にいられる時を大切にしなければならないんだけど。上手にできない人、俺だけじゃないよね?

わかっていてもどうしてもできないよな。むずかしいよね。でもその大切さを思い出させてくれる作品であることは間違いない。

なんとなくアマプラで表示されたから見てみてたけど良かったよ。

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